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2020.06.16舶用機器

日本財団の無人運航船プログラムに参加
―2025年までの無人運航船実用化に向けて―

 

 

PRESS RELEASE

2020年6月16日

日本財団の無人運航船プログラムに参加
―2025年までの無人運航船実用化に向けて―

 東京計器株式会社は、日本財団の助成により実施する「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム(注1)」に対し、日本郵船株式会社、同社グループの株式会社日本海洋科学、株式会社MTIをはじめとする国内21社と共に意欲的な提案を行い、Designing the Future of Full Autonomous Ship プロジェクト(以下DFFASプロジェクト)(注2)として採択されました。
DFFASプロジェクトでは、日本財団の支援の下、2025年までの無人運航船の本格的な実用化に向けて、2021年度に内航コンテナ船を用い輻輳海域(注3)での長距離航行という世界初の無人運航船実現に向けた実証実験を目指します。
東京計器では、オートパイロットの分野で培った自動操舵技術と、FOGコンパス(注4)による高精度な姿勢・方位の計測技術を通じて、無人運航船の実用化を推進して参ります。
さらに、本プロジェクトで得た知見を将来製品に活かすと共に、日本の海事産業のさらなる成長と安全航海の実現に役立てて参ります。


DFFASプロジェクトの概要
 DFFASプロジェクトは、離着桟、計画航路運航、衝突を避ける避航操船の自動化を進めるだけでなく、陸上での監視・診断・結果を自動航行中の船舶にフィードバックする支援機能、そして緊急時の遠隔操船も考慮した無人運航船に求められる機能を網羅した包括的なシステムの開発・実証を行います。その実現のため国内22社でコンソーシアムを組み、国内外のさまざまな組織の協力を得て、輻輳海域を含む自動運航システム、陸上支援システム、航行海域ごとに自動切換えする通信システムの開発を進めます。これによってプロジェクトに参加する多様な企業の技術力を底上げし、ここで開発した技術を標準化することで日本の競争力強化を図ります。


<無人運航船実現までのイメージ図>東京計器 無人運航船プログラム

(注1)
世界に先駆けて内航船における無人運航の実証試験を成功させることで、本分野の技術開発への更なる機運を醸成し、日本の物流及び経済・社会基盤の変革を促進、当該技術開発を支援するために創設した助成制度。
〈関連リンク〉
 日本財団プレスリリース
 2020年6月12日発表:世界初、無人運航船の実証実験を開始
 https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20200612-45056.html
東京計器 無人運航船プログラム
〈MEGURI2040 ロゴマーク〉

(注2)
DFFASプロジェクト参加会社(順不同)
(株)日本海洋科学 [代表会社] 、(株)イコーズ、(株)ウェザーニューズ、EIZO(株)、(株)MTI 、日本電信電話(株)、(株)NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ(株)、 ジャパンハムワージ(株)、ジャパン マリンユナイテッド(株)、スカパーJSAT(株)、東京計器(株)、ナブテスコ(株)、日本海運(株)、日本郵船(株)、日本無線(株)、BEMAC(株)、 (株)pluszero、古野電気(株) 、本田重工業(株)、(株)三菱総合研究所、横河電子機器(株)

(注3)
船舶交通の非常に多い海域

(注4)
Fiber Optic Gyrocompass: 光ファイバージャイロコンパス。

□■本プレスリリースに関する問い合わせ先■□
東京計器株式会社
舶用機器システムカンパニー 営業部
〒144-8551 東京都大田区南蒲田2-16-46
TEL:03-3737-8611