東京計器とは
私たちは人間の感覚の働きを最先端技術で商品化し、さまざまな精密機器を通じて暮らしの基盤を支える「計測・認識・制御」機器の総合メーカーです。
油圧機器と電子機器を連動させ、高所作業車やパワーショベルなどの建設機械のなめらかな駆動や制御を実現します。
建機用電子油圧機器
浄水場などの流水量を計測し、安全な水道水の提供に貢献。ダムの放流水や農業用水の流量監視など、水資源の有効活用に広く役立てられています。
超音波流量計
オフィス、工場、ミュージアムなど、水に濡れては困る貴重な財産を火災から守っています。
ガス系消火設備
航空機を取り巻くさまざまな電波の中から危険なレーダー波の照射を検知。警報を発してパイロットを守ります。
レーダー警戒装置
超音波やレーザー、カメラなど複数の眼を持ち、レール内部の傷まで検出・記録。鉄道の安全に貢献しています。
レール探傷車
東京計器の強み
東京計器グループはコア技術の組み合わせと独自のアイデアで、社会に役立つさまざまな新製品を創出。国内外のニッチ市場でトップシェアを獲得しています。
東京計器のニッチトップ製品
SDGsの取組み
SDGsやESGという言葉が生まれる遥か以前から、東京計器グループは安全・安心な社会づくりを使命に事業を展開してまいりました。
過去から現在、未来へ、サステナブルな社会の実現をめざして、SDGsを切り口としたさまざまなグローバルニッチトップ事業を創出・展開しています。
東京計器の歩み
創業以来、社会的課題の解決に取り組み続けてきた東京計器グループ。
その歴史は飽くなき挑戦の軌跡であり、私たちのDNAです。
創業者 和田嘉衡は「計器」の生みの親
東京計器の創業者・和田嘉衡は「国の発展に役立つ製品をつくりたい」との一念から、日本初の計器工場「和田計器製作所」を創設。計器の研究・開発を行い、計器工業の発展に寄与しました。当時、和田が英語の“Measuring
Instruments”から考案した「計器」は、今では一般名称として広く使われています。
漫画 創業者物語
創業〜1940年代
航海計器のパイオニアとして国産化を推進
1896年の創業以来、当時輸入に頼っていた航海計器の国産化を推進。磁気羅針儀に始まり、ジャイロコンパス、現在のオートパイロットの原型となるジャイロパイロットなどを開発・投入していきました。さらには航空計器や潜水艦用計器も独自開発を進めました。
1950年代〜1970年代
コア技術を拡大、基幹産業の発展に寄与
1950年代には油圧機器の製造を開始。我が国の基幹産業の発展に寄与しました。1963年には世界で初めて超音波流量計を実用化。その後も超音波技術を応用した製品や、航空機用の電子応用機器を開発するなど自社技術を拡大、精密機器の総合メーカーとして発展しました。
1980年代〜現在
ニッチトップ事業で社会課題の解決に挑む
ジャイロ技術を応用・発展させた慣性センサ技術や、マイクロ波技術にも注力。コア技術を組み合わせることにより、船舶、航空、鉄道、防災、農業、エネルギーなど、多彩なニッチ市場でトップシェアを占める製品を開発し、安全な社会や暮らしの基盤を支えています。
東京計器ビジョン2030・中期事業計画
東京計器グループは、持続的な成長を続けるための⻑期ビジョンとして
2021年6月、「東京計器ビジョン2030」を策定しました。
東京計器ビジョン2030
ミッション
私たちの使命
計測・認識・制御を核に独創技術で安全な社会と人々の幸せを実現する
ビジョン
私たちの目指す姿
独創技術で、世界の人々の安全に関わる社会課題の解決に取組み、サステナブルな社会の実現に貢献する会社となる
バリュー
実現するための価値観
飽くなき挑戦
2030年までの経営目標
「AI」「水素」「宇宙」「鉄道」等の成長ドライバーの展開と既存事業の強化により、2030年度までの売上高1,000億円達成を目指します。
中期経営計画の基本方針
新フェーズにおいては、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図るステージへと転換していくために、売上高の拡大だけではなく利益の拡大にも重点を置いた基本方針に変更しました。さらに、利益率の改善と売上高の拡大のための基盤強化についても、基本方針としています。