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電子海図情報表示装置 ECDIS EC-9000

製品詳細

電子海図情報表示装置 ECDIS

20年以上にわたる電子海図情報表示装置の研究開発を通し、実績と信頼を積み重ねてきた東京計器がお届けする、 新モデルのECDIS EC-9000シリーズ。
最新の国際ルールに準拠していることはもちろん、航海計器を知り尽くす 東京計器ならではの3つのコンセプトを軸とした設計でユーザビリティとメンテナンス性が大幅に向上。
安心安全と 操船作業のさらなる合理化が求められる現代の航海をサポートする、ユーザー視点のアイデアと機能が満載です。

ECDISソフトウェアの最新バージョンについては、型式証明書に記載されています。

▼ 資料ダウンロード

ec-9000_202403_j.pdf

ec_examination_certificate.pdf EC-9000シリーズ型式証明書

ec81_8600_examination_certificate.pdf EC-8100/8600シリーズ型式証明書

製品紹介動画

現代の船舶に、スマートで安全な航海を。直感的でストレスのない操作を叶える、大型タッチパネルディスプレイと視認性にすぐれたアイコン。

いつでもトレーニングを可能にする、ECDIS内蔵型のチュートリアル。航海中のダウンタイムを限りなくゼロに近づける、船上でのユニット交換。

省エネ運航を実現する、東京計器製オートパイロットとの連動。ユーザビリティとメンテナンス性を徹底追求したECDIS EC-9000シリーズが、航海計器のスタンダードを一新します。



特長

  • 使い易い、分かり易い、迷わないを重視した新GUIを採用
     ユーザー調査を重ね、その結果に基づき最適化したアイコン配置を実現。
     タッチパネル操作を最適化する斬新なデザインを採用した新GUIを新規開発。 S-modeアイコンにも対応。
  • 海図オブジェクトの高速表示対応
     S-52ルール改訂後、一部の海域で海図描画が緩慢になる事例がありますが、ソフト/ハードの両面から、すべての海域で高速な描画処理を可能としました。
  • アップデートソフトは東京計器ホームページからいつでも入手可能です。
     製品購入時にご提供するユーザーコードがあれば、いつでも東京計器ホームページからのダウンロードが可能です。
  • TCSやバックアップECDISも容易に実現
     東京計器製のオートパイロット(PR-9000、PR-6000)とのTCS、ECDIS(EC-8600シリーズ)とのバックアップアレンジメントが可能です。
  • 容易に換装できるECDIS
     タッチパネル採用で、無駄な操作部を可能な限り削減し、各ユニットの小型化を図ることで、換装要求に十分対応できるよう設計されています。

コンセプト

1.タッチパネル液晶採用による簡単操作

ECDIS タッチパネル


タッチパネル液晶モニターの採用により、スマートフォンのような操作感を実現。
ユーザー調査に基づき、使用頻度の高い操作はトップ画面にアイコン表示し、目的の操作を最短で実行できます。
タッチパネルの角度は水平まで調整可能、複数人での作業にも適しています。



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2.チュートリアル機能による習熟トレーニング

ECDIS トレーニング

EC-9000シリーズはチュートリアル機能を内蔵しています。
重要な操作はECDIS画面上に動画で再生可能です。動画の閲覧履歴は証書として発行可能で、乗組員の習熟度維持に寄与します。(NK船級承認取得)




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3.容易な船上保守

ECDIS メンテナンス

主要な部品は、特別な工具を用いずに本船乗組員による交換が可能となりました。
サービスエンジニアの訪船を待たず復旧が可能なため、機器の故障によるダウンタイムを限りなくゼロに近づけます。
部品交換手順の動画も提供いたします。また、システム復旧の要となるSSDが、標準で予備品として含まれています。


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システム

トラックコントロールシステム(TCS)で省エネ航行へ

当社製オートパイロットPR-9000/6000(HCS)との組み合わせでトラックコントロール(自動航行)が可能です。
事前に作成した航路をトラッキングすることにより、航路逸脱を防ぐだけではなく、燃費節減に寄与します。

トラックコントロール
航路作成時にルートチェックを実施し、注意が必要な箇所はハイライト表示されます。
トラックコントロール
GNSS(GPS)の位置情報に基づき、計画ルートに沿って自動航行を行います。
トラックコントロール
WPT(ウェイポイント)での変針時もTCSによる最適な自動変針を実現します。

リモートECSで座礁予防へ

遠隔場所での航行監視、プランニングステーションとしての航路作成、航海記録データの再生が可能です。
作成された航路は外部出力可能で、船陸間で情報を共有することにより海難事故防止に寄与します。
リモートECS

システム構成例

ECDIS システム構成

仕様

(1) 表示部

  • LCD
    19 インチ (EC-9019)
    24 インチ (EC-9024, ユニットタイプのみ)
    27 インチ (EC-9027)
    タッチパネル機能付きTFT カラー液晶パネル
  • 有効表示範囲
    376×301mm (EC-9019)
    531×299mm (EC-9024)
    598×336mm (EC-9027)
  • 表示画素
    SXGA (1280×1024画素 EC-9019)
    FHD (1920×1080画素 EC-9024 / EC-9027)
  • 表示方式
    TFTアクティブマトリックス型
  • 表示色
    最大1670万色
  • タッチパネル方式
    投影型静電容量方式

(2) 表示モード

ノースアップ、コースアップ、ルートアップ、真運動、相対運動

(3) 機能

海図表示、測位/位置決定、物標位置測定、航海計画、航路監視、
航海記録(100日間)、ユーザーチャート、レーダ重畳、
追尾物標ターゲット情報表示、AISターゲット情報表示,
システム自己診断、電子取扱説明書閲覧、チュートリアル動画
 
(オプション)
トラックコントロール(TCS)、延長表示、リモートECS、バックアップECDIS接続

(4)外部入出力信号

〈入力〉
  • GNSS(GPS)
    IEC 61162-1 Ed.1,Ed.2,Ed.3,Ed.4 および Ed.5
    GNS,GGA,RMC,GLL,VTG,ZDA,DTM
  • ジャイロコンパス
    IEC 61162-1 Ed.1,Ed.2,Ed.3,Ed.4 および Ed.5
    HDT,ROT,THS
    IEC 61162-2 HDT,ROT,THS
  • スピードログ
    IEC 61162-1 Ed.1,Ed.2,Ed.3,Ed.4 および Ed.5 VBW,VLW
  • 水深センサ
    IEC 61162-1 Ed.1,Ed.2,Ed.3,Ed.4 および Ed.5 DPT,DBT
  • 風向風速
    IEC 61162-1 Ed.1,Ed.2,Ed.3,Ed.4 および Ed.5 MWV,MWD
  • 追尾物標ターゲット
    IEC 61162-1 Ed.1,Ed.2,Ed.3,Ed.4 および Ed.5
    TTM,RSD,OSD,TTD,TLB
    IEC 62388 Ed.2
  • レーダ
    ビデオ信号、トリガ信号、アンテナ回転信号、ヘディング信号
  • ナブテックス
    IEC 61162-1 Ed.1,Ed.2,Ed.3,Ed.4 および Ed.5 NRX,ALR
  • プロペラシャフト回転数
    IEC 61162-1 Ed.1,Ed.2,Ed.3,Ed.4 および Ed.5 RPM
<入出力>
  • AIS
    IEC 61162-2 VDM,VDO
  • オートパイロット (HCS)
    IEC 61162-1,2 (入力) HTC,ZDA etc. (出力) HTD,RSA,ALR
  • ブリッジアラートマネージメントシステム
    IEC 62923-1,2 ACN,ALC,ALF,ARC
<出力>
  • バックアップ ECDIS
    ルートファイル、ユーザーチャート、システムデータ等
  • リモート ECS
    ルートファイル、ユーザーチャート、システムデータ等
  • 延長表示器
    HDMI映像信号分配( 最大8台まで)
  • BNWAS
    接点信号およびシリアル信号
  • バックアップナビゲータアラーム(TCSのみ)
    接点信号

(5) 電源

100/110/115/220VAC 単相 50/60Hz 320VA(Max)
DC24V 280W( Max)

(6) 使用環境

温度 0~+45℃
湿度 30%~90% RH(35℃)
振動 IEC 60945 Ed.4 防護型適合

(7) 表示海図

ENC(IHO S-57 Ed.3.1)、ARCS(ソフトウェアのアップデートが必要)

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