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東京計器は、従業員一人ひとりが自ら行動し、結果を出す
「自立型成長人材の育成」を人材育成の基本方針としています。
社員自身の意欲を重視するとともに、
多能工化等の能力開発を支援しています。

教育研修制度

多種多様なビジネスフィールドがある東京計器では、各分野に精通したプロフェッショナルな人材を育成するために、職場でのOJTをベースとした育成体制を整えています。また、新入社員から幹部社員までを対象に、より高度な業務知識、専門知識に加え、ビジネススキルやマネジメントスキルの取得を目的として、階層別・職種別の研修を実施しています。

各階層で身に付ける知識とスキル

新入社員研修

社会人としての基礎を学ぶ場として、ビジネスマナー研修・ビジネス文書作成研修・コミュニケーション研修・エクセル研修、東京計器の事業やものづくりについて学ぶ工場実習・ものづくり研修、職種別の研修として、営業研修・アナログ回路研修・ディジタル回路研修・マイコン研修など約2か月間のプログラムで集合研修を実施しています。
集合研修の後は、OJTに移行します。指導員にマンツーマンで教わりながら、実践経験を積んでいただき、責任ある仕事を任せていきます。

階層別研修

若手層からマネジメント層まで、段階的に研修を実施、社員一人ひとりの成長ステップにあわせて多岐にわたる研修を受けていただきます。社外の研修会にも会社の支援のもと、参加していただけます。

通信教育援助

日々の仕事や家庭での生活を充実したものにするため、また、自分の将来への投資のため、必要な知識やスキルを身につけたいという従業員の意欲を大切にし、学習を支援するために、通信教育の受講料の50%を会社が援助します。業務に直接役立つ講座から教養を身に付ける講座まで、さまざまなコンテンツがあります。

公的資格援助

業務上必要な資格については、テキスト代、受験費用や登録手数料など、資格取得および保有にかかる費用を会社が負担し、資格取得後は毎月の手当が支給されます。自己啓発で取得した資格についても、資格取得の奨励金が出ます。

キャリアプラン

東京計器は、採用面接の段階からみなさまが東京計器で何を実現したいのか、どのようなキャリアプランをお持ちなのか、お伺いします。配属は、面接での希望を踏まえて、内定時点で決定します。入社後も定期的・継続的にキャリアを考える機会があります。

選考フローおよび配属決定について詳しくはこちら

フィードバック面談

上司と半年に一度、目標設定やその結果、行動の評価について振り返りを行います。その際に今後のキャリアについても話し合います。

3年目面談

入社3年目にそれまでの経験を振り返っていただきつつ、今後のキャリアをどうしていくか、上司と共に考える面談です。

社内公募制

ある部署で必要な人材を社内の他部署に向けて募集する制度です。チャレンジしたい部署・職種が募集している場合に、選考を経て、異動することができます。

キャリアパス事例

S.K (2011年入社)

S.K
(2011年入社)
海洋政策学科卒 ※社員の所属は取材当時のものです。

就職活動時から、部署異動を経験し様々な仕事に挑戦する中で、自分に合った仕事を探したいと考えていたという。入社から10年で部門部署を超えた異動を3度経験。幅広い知識と人脈を持つ彼女のキャリアを紹介します。
※社員の所属は取材当時のものです。

これまでのキャリア

  • 2011年4月
    情報システム部署(矢板工場)に配属
    生産管理システムの仕様書作成、プログラム作成、運用フォローを担当。
  • 2015年4月
    情報システム部署での経験を人事で生かしてほしいとの会社指示で人事部勤労課へ異動
    異動先の選択肢として①残留する②那須工場で生産管理システムを担当する③人事部に異動するの3つが提示され、“新しいことにチャレンジしたい”と人事部への異動を自身で選択。
    1年目に勉強、2年目で定着、3~4年目にアウトプットとキャリアプランを立て、「4年で別部署に異動して新たな挑戦をしたい」と上司に伝えた。
    給与計算、賞与・退職金の計算と給付、マイナンバー・社会保険関係の手続き、人件費計算などを担当。
  • 2019年4月
    会社指示で人事部人事課へ異動
    勤労課の頃に、人事課のプロジェクトにアテンドされたことが契機となり、プロジェクトの本格始動のため異動が決定。
    上記のキャリアプランが実現した。
    新人事制度の検討、各種規程の改定などを担当
  • 2021年4月
    1年の産育休を経て休職前の人事課に復職
  • 2021年6月
    会社指示で新設部署のサステナビリティ推進室のメンバーに任命され異動
    人事での経験が生かせ、従業員がより良い方向に進めるのなら、と異動を決意。

これからのキャリアプラン

部門横断的な経験を積み、様々な視点での人の考えをくみ取りながら仕事をし、家庭との両方に力を注いでいきたい。

SPECIAL CONTENTS
社長のキャリアパス

安藤社長

東京計器株式会社
代表取締役 社長執行役員

安藤 毅

電気工学専攻でアメリカへの留学経験のある安藤社長。東京計器の事業の多様性に惹かれ、自分の個性が生かせる仕事にめぐり合うことを期待して入社したという。それから2018年に社長になるまでのご経歴をご紹介します。

経歴

  • 1981年
    東京計器に入社
    油圧制御事業の設計開発部署に配属され、電磁比例弁の設計開発を担当
  • 1988年
    ビッカース社に出向し、米国と英国で電磁比例弁や電磁弁のグローバルモデルの共同開発に従事
  • 1996年
    プロジェクトリーダとして印刷検査事業のプロジェクトを立ち上げる
  • 2001年
    社長室に異動
  • 2002年
    トキメック自動建機(当時)の社長に就任
  • 2006年
    社長室に復帰
  • 2008年
    取締役社長室長に就任
  • 2018年
    東京計器株式会社の社長に就任

入社までのはなし

子どもの頃からサッカーに明け暮れるサッカー少年で、大学時代は日本学生代表に選ばれ、後の日本代表監督をつとめた西野朗氏や日本サッカー協会会長の田嶋幸三氏らと共に国立競技場のピッチで国際試合に出場しました。卒業後は新たな可能性にチャレンジするため米国に留学し、留学先では航空機のアビオニクスを勉強しました。サッカー選手になることをやめ、人生の進路を大転換した私ですが、就職に際しては、会社に入って自分が何をしたいのか、何が出来るかなど、これといったものはありませんでした。東京計器は当時も多様な事業を展開しており、この会社であれば色々と挑戦出来るのではないか、またその過程で適職が見つかるのではないかと安易にそして勝手に思い込んで試験を受けました。

開発製品のピンチ

入社後、油圧機器の開発にのめり込みました。仕事が面白く、トコトンそしてノビノビと自分の限界まで働いていました。ただ、全てが順調だった訳でなく、ピンチは何度も経験しました。ある時、自分が開発した製品が原因不明の作動不良を起こすことが判明。顧客の工場でその対象となる何百台もの大型マシンを見たショックは今でも忘れません。顧客の工場に泊まり込み、3日間不眠不休で原因究明に努めて解決したことは今でも鮮明に覚えています。この剣が峰に立った経験はその後の人生の大きな糧となっています。長い鼻がポッキリと折れた若い私にあえて経験を積ませてくれた先輩、上司、会社には大変感謝しています。

新たな道を拓く

留学経験のあった私は、油圧制御事業の提携先であった世界有数の油圧機器メーカ、ビッカース社の役員来日時のエスコ-ト役として接する機会がありました。かねてより日本仕様と海外仕様の違いに疑問を持っていた私はある時、国内・海外という枠を取リ払ってグローバルモデルを作ろうという話を持ちかけました。提案が受け容れられて、ビッカース社の米国と英国の技術部署に出向し、バルブの共同開発にあたりました。日本とは異質の欧米エンジニアとの共同開発を通してグローバルの難しさを実感しました。主体的に自らが企画し実践したことは、その後、仕事を進める際の基軸となる大変貴重な経験でした。共同開発の相手となった英国人の技術者は30年来の親友となりました。

未知への挑戦を楽しむ

一生の仕事であり天職と思っていた油圧制御事業の設計開発職でしたが、ある時、お客様から印刷物の印刷ミスを検知する検査機の開発要請があり、検討の結果、新規事業として会社内の技術リソースを集め取組むことになり、事業化を果たしました。その後、建設機械用の計測・制御機器を開発・販売する子会社の社長、本社の経営計画を担う社長室を経て現在に至っています。様々な職種や事業を経験してきました。どれも経験がなく手探りからのスタートでしたが、学びや失敗を色々と体感しながら得られる達成感が励みでした。

学生のみなさんへ

2022年4月からの東京証券取引所の市場区分が再編されます。最上位の位置付けとなる「プライム」企業として皆さんをお迎えすることになります。当社は2021年で創立125周年を迎えましたが、国の年金問題や健康寿命の向上で、これから入社される社員の皆さんは50年後の創立175周年にも立ち会うことになるのではないでしょうか。50年後の皆さんが当社に入って良かったと思ってもらえるような会社にしたいと思っています。その為にはSDGsやESG対応を切り口に、多様なグローバルニッチトップ事業の育成が急務です。皆さんと一緒に実現に向けて挑戦していくことを楽しみにしております。