計測・認識・制御といった人間の感覚の働きを最先端の技術でカタチにし、社会基盤を支えるモノづくりを行っている東京計器。
その中でも、特に幅広い製品の開発・生産を担っている那須工場にて、技術職の仕事を体験いただけるプログラムです。
那須工場は東京ドーム2.4個分の広さを誇る当社最大の生産拠点であり、防衛製品の開発・生産を基点に、そこで培った独自の先端技術を、
流体計測事業、慣性センサ事業、情報通信事業、RF・宇宙機器事業、海上交通事業の製品製造に展開しています。
本プログラムでは、これらの事業の内、「防衛事業」「宇宙事業」「流体計測事業」の技術職の一部を体験いただけます。
体験内容
<防衛事業>
絶対とも言うべき高い信頼性が求められる防衛機器のニーズに、マイクロ波や慣性センサなどの最先端の技術でお応えしています。
F-15J戦闘機など航空自衛隊向けの電子機器をはじめ、海上自衛隊や陸上自衛隊向け電子機器を取り揃え、日本の安心・安全を守ります。
こちらの事業の開発および生産技術の仕事として、下記を体験いただきます。
・ジャイロや加速度計について、原理や試験方法を説明
・スーパークリーンルームにて、半導体製造技術を応用したマイクロマシニング(超微細加工)の基礎的なプロセスの実習
・電子工作キットを使用し、電子機器を構成する部品がどんなものか理解する。
その上で工程を検討し、組立(半田付け、ねじ締めなど)および試験・検査
・製造工程における2液性接着剤を使用した金属片の接着を実際に行い、接着強度の確認
<宇宙事業>
防衛事業等で永年培ってきたコア技術の一つである「マイクロ波応用技術」を、衛星活用等の新たな市場に展開しています。
小型SAR衛星(※)の中核機器として搭載されている、マイクロ波パワーアンプモジュール等を扱うこの事業にて、設計開発業務の一部を体験いただきます。
具体的には、CADや回路シミュレータを使った設計手法、高周波関連機器の性能評価等を予定しています。
※SAR衛星:合成開口レーダー(SAR= Synthetic Aperture Radar)を用いた人工衛星。
光学カメラによる撮影とは異なり、地表に向けて照射したマイクロ波の反射波を受信・解析することで昼夜・天候に左右されずに、地盤や構造物の微細な様相変化や変動量の把握が可能。
<流体計測事業>
水をはじめとした流体の計測を行うことで、水害の監視や水資源の効率的な管理・活用に貢献する製品を扱っています。
代表的な製品として、超音波を用いて配管を流れる液体の流量をはかる流量計などがあります。
今回は、この流量計が正しく測定できているか確認するための「校正業務」を体験いただきます。
当社の校正設備は公的機関の厳しい審査を経て、国際規格の基準を満たしていることが認定されています。
この設備の準備から測定、試験結果の確認までを行い、校正とはなにかを体験していただきます。
※状況により、プログラムは予告なく変更となる可能性があります。
実施日程
8月25日(月)~8月29日(金)
初日 10:00~17:00
2日目以降 9:00~17:00
※申込〆切:8月3日(日)
実施場所
東京計器 那須工場
栃木県那須郡那須町大字高久甲3-1
JR那須塩原駅から自動車(タクシー)で約20分
資格・対象
・工学系もしくは理学系の専攻の方
募集人数
最大2名
※応募者多数の場合は抽選となります。予めご了承ください。
報酬・交通費
報酬:なし
交通費:全額実費支給
宿泊費:宿泊が必要な方(ご自宅~会場までの所要時間が概ね1時間30分以上かかる方)は、会社で会場近くのホテルを手配いたします。