DAPDNAは汎用プロセッサ(DAP)と動的再構成技術を応用したプロセッサ(DNA)の異なる性質を持つプロセッサで構成されるヘテロジニアス・マルチコアプロセッサです。処理性能・柔軟性・消費電力のバランスのとれたDAPDNAによって画像処理/AIの世界に新しい可能性が生まれます。
動的再構成プロセッサ DNA
DAPDNAに搭載される動的再構成プロセッサDNAはDNA内の数百個の演算器(PE: Processing Element)の設定を瞬時(FPGAの1000倍高速)に切り替え、各種処理の専用演算回路を構成することができます。そのため画像処理やAI処理を高速で処理することが可能です。処理の追加に物理的な制限はないため、様々なアプリケーションにDAPDNAだけで対応可能です。
5世代目となるDAPDNA-IM2Aは955個の演算器(PE)を駆使して、高い処理性能・高い柔軟性・低コスト・低消費電力を実現します。
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アプリケーション開発を強力にサポートする統合開発環境
DAPDNA-FW IIはDAPDNAを活用した製品の開発に必要な統合環境です。DAPDNAに関する各種設計ツール、豊富な画像処理ライブラリや汎用性の高いAIコンパイラが画像処理+AIアプリケーション開発を加速します。
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DAPDNA搭載フレームグラバーボードで画像検査システムを簡単構築
DAPDNA-CP300シリーズはカメラとWindowsPCを接続するDAPDNA搭載フレームグラバーボード製品群です。画像検査システムの簡単構築を実現するために、各種画像検査装置で培った画像処理ライブラリを有するSDKも提供します。DAPDNA-CP300シリーズとCP300シリーズSDKでWindowsPCベースの画像検査システムを簡単に構築できます。
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DAPDNAの採用事例
DAPDNAは2001年の開発開始から既に5世代目になり、累計20万個以上のデバイスを世の中に出荷しています。プリンタ複合機や印刷・異物検査装置に搭載され、高機能化・低コスト化・低消費電力化に貢献しております。東京計器の最新の印刷品質検査装置P-CAP V6では画像処理ボードにDAPDNAを搭載し、システムの小型化と高速画像処理性能の両立を実現しています。