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世界初の機能を備えた 超音波流量計開発へ
設計開発(計測)
K.U. 2020年新卒入社 精密工学専攻 修了
1年目から新製品開発チームに参加 シミュレーション解析をメインにメカ設計も担当
大学院では、レーザーを使った精密計測の研究をしていました。現在は超音波流量計の開発部署に所属し、流体シミュレーション解析をメインに、センサ設計、メカ設計も担当しています。 大学での研究を活かした研究開発と製品を形作るメカ設計の両方に興味があり、どちらもできる会社に、と思い東京計器に就職しましたが、2年目にして、ここまで希望が叶うとは思っていませんでした。 入社後2ヶ月間はコロナ禍の影響で在宅で研修を受けましたが、10月には新製品の高精度超音波流量計UFR-300の開発チームにサポートとして参加することに。 私が所属する計測事業の開発チームは少数精鋭で、メカ、回路、ソフトなど、各人が担当を持っています。 私はシミュレーション担当としてチームに入ったため、すぐに解析業務に取りかかることになりました。12月には上司からOJT教育を受けながら超音波センサの維持設計にも取り組み始め、2年目にはメカ設計も開始。非常に充実した日々を送っています。
事業ごとに多様な製品があり 主力製品の研究開発に携わるチャンスも多い
大学院で研究していたレーザー計測と超音波計測という違いはあれど、東京計器が世界で初めて開発した超音波流量計の計測原理に興味を持ったというのが、志望理由のひとつ。さらに計測機器以外にも船舶港湾、油圧制御、印刷検査など幅広い分野で数多くの製品を扱っているのも魅力でした。 一般的に、専業メーカーなど事業領域の狭い会社では、主力製品の研究開発に携わる機会はなかなか巡ってこないはずです。それに対して東京計器は事業領域が広く、事業ごとに主力製品があるので、携われる機会が多いのではないかと考えました。そして、今、その希望が現実になっています。 就職活動時には、自分のやりたいことの軸をはっきりさせ、企業の規模感や事業領域などを選択の基準とすることの大切さを、改めて実感しています。 東京計器は120年以上の歴史があるので、入社前には保守的なイメージも抱いていました。しかし、根拠を持って意見を述べれば入社1年目であってもきちんと向きあってくれるという、いい意味でのギャップも感じています。
世界初・世界一の性能と機能を持った 流量計を開発するのが今後の目標
企業での製品開発が、大学院の研究と最も違う点は製品の納期への意識です。大学院ではひたすら研究に没頭し、その時点での研究成果を発表すればよいのですが、企業における製品開発は、たとえ「前段階に戻ってやり直したい」と思ったとしても、スケジュール内に製品として形にする必要があります。とはいえ試行錯誤しながら改良を続けることも大切。その2つを両立させることが苦労でもあり、やりがいでもあります。 また、営業や生産など他部署の立場でも納得できるような説明をするのも大事な仕事。営業の立場としてはいち早く形にして欲しい、生産としてはいくらクオリティが高くても工程やコストがかかりすぎる製品は受け入れられない、しかし私たち技術部署としても絶対に譲れない部分があります。それを伝え、納得してもらうためにはどうすればいいか、学生時代とは違った説明力が求められていると感じています。 また、要点を整理して説明して他部署の方と課題を共有することで、多様な視点からの提案が得られることもまた事実です。
社宅から徒歩10分で会社に到着
開発チームでミーティング 進捗状況の確認、課題について対策を検討
昼食 昼食後は他部署の人や同期と話す
シミュレーションデータの解析作業 シミュレーション計算
退社 夕食のための買い物へ
新幹線で那須工場へ
実流試験準備のため配管を組み替える作業
昼食
実流試験開始
試験終了後、試験データの整理
夕食後ホテルへ