「無人輸送船プロジェクト(Donbura.co:ドンブラコ)」は、瀬戸内離島への無人輸送物流網構築を目的として「株式会社かもめや」が立ち上げたプロジェクトです。
現在、瀬戸内エリアには数百の島々が点在しており、このうち、有人の138島の中には人口100人に満たない小さな島が49あります。こうした島の多くは、生活物資の輸送をチャーター船や自家用船、漁船に依存しています。貨物輸送には多くのコストと時間がかかり、日用品や医薬品の調達にも不自由しているのが現実です。将来にわたってこうした状況が続けば島の過疎化や高齢化がさらに進んでしまうことでしょう。
同社では、こうした問題を解決する第一歩としてドローンを用いた荷物輸送の実証実験に着手しており、今後はドローンによる空中輸送や自律航行機能を備えたUMV※(小型無人艇)による海上輸送などについても検討を進めていく計画です。
東京計器は、本プロジェクトの趣旨に深く賛同し、協賛という形を通して、離島に暮らす方々が安心して生活できる環境づくりに貢献して参ります。そして将来的には技術サポートという形へと発展させ、技術開発や新製品開発などといったメーカー本来の事業活動を通じて社会的責任を果たしたいと考えております。
※UMV(Unmanned Marine Vehicle)