東京計器とは
私たちは人間の感覚の働きを最先端技術で商品化し、さまざまな精密機器を通じて暮らしの基盤を支える「計測・認識・制御」機器の総合メーカーです。
コンテナ船船用機器
高精度な方位を示す世界トップシェアのジャイロコンパスをはじめ、ジャイロの方位信号を受けて舵取りを自動制御するオートパイロット、さらに当社が日本で初めて開発した電子海図情報表示装置(ECDIS)など、高い品質の舶用機器をトータルでご提供しています。

船用機器
潜水艦艦艇搭載機器
目標のない海中を航行する潜水艦を安全・確実に導く「慣性航法装置」など、海の防衛に関わる電子機器を提供しています。

防衛
海上交通センター海上交通機器
狭水路を多数の船舶が行き交う港湾や海峡では、海難事故を未然に防止するために航行管制や航行援助活動が必要となります。
スムーズで安全な船舶交通を行うために活躍しているのが、VTS(船舶通航業務)装置や、陸上用AlS(船舶自動識別装置)などの海上交通システムです。

海上交通
水素ステーション水素・エネルギー
長期ビジョンとして掲げている東京計器ビジョン2030において、水素・エネルギー事業を成長ドライバー候補の一つとして、水素ステーション関連製品を発展させ、モビリティー社会でのカーボンニュートラルに向けた環境課題の解決を目指しています。

水素・エネルギー
高所作業車建設機械向け電子機器
建設機械や産業機械を駆動する巨大な油圧の力を、エレクトロニクスと情報技術を組み合わせて繊細に制御する装置を提供しています。人と機械をつなぐ技術で安全で快適な操作環境を実現し、省力化にも貢献します。

建設機械向け電子機器
農業用トラクター慣性センサ
物体の姿勢制御や移動体の運動計測など、あらゆるフィールドで活躍する慣性センサ。
農業機械の自動操舵システムはGNSS(衛星航法システム)技術と慣性センサを融合することで、高精度な位置情報と姿勢制御による自動運転を実現。運転手の負担を軽減し、生産性向上に寄与しています。

慣性センサ
射出成形工場油圧制御機器
さまざまな機械のコンポーネントとして、力の大きさ・速度・方向を円滑に制御する油圧機器。各種ポンプ・バルブをはじめとし、産業機械や建設機械に活用されています。当社の独創的な回転数制御技術による最適な圧力や流量は、マシンの安定化や生産性向上、省電力化に役立てられています。

油圧制御
報道ヘリコプター放送機器
報道ヘリコプター向けとして国内トップシェアを誇る“アンテナ自動指向装置”。正確な位置を知るためにGPS、慣性センサ、加速度計、磁気方位センサを組み合わせて、中継アンテナを受信局に合わせることができます。
正確な姿勢制御によって、美麗な空撮映像をいち早く届けることが可能になります。

放送機器
超音波レール探傷車鉄道保線
レール検査に特化した超音波探傷技術や光学測定技術は、高精度かつスピーディーな保線作業をサポートすることで、安全安心で遅延の少ない鉄道運行はもちろん、乗り心地の向上や騒音対策にも貢献しています。
東海道新幹線に国産初の超音波レール探傷車を導入して以来、国内トップメーカーとして全国の鉄道を支えています。

鉄道保線
印刷工場印刷検査機器
画像処理に特化した当社製の専用マイクロチップによって、処理の高速化やオペレーションの効率化・省力化を実現。食品パッケージのほか、医薬品のシートや住宅用の建材まで、あらゆる素材で品質不良を検出します。
東京計器の画像処理技術で、高品質で安全な日常を支えています。

検査機器
立体駐車場ガス系消火設備
立体駐車場のような広範囲な空間の消火も、印刷機械などの対象物を絞った局部的な消火も可能なガス系消火設備。無人区画や局部火災への消火に適した二酸化炭素、消火時においても人に必要な酸素濃度を確保できる窒素、放出ガス量が少なく人が窒息する心配のないハロン1301などを手掛けています。

ガス系消火設備
ダム流量計・レベル計
東京計器の流量計・レベル計は、超音波とマイクロ波の技術を応用し、多様な設置環境に対応する高精度な計測機器です。河川の水位計測やダムの放水量の計測によって、災害の監視、限りある資源の管理や有効活用に貢献しています。

流量計・レベル計
航空機航空機搭載機器
無数のマイクロ波スクランブルの中から危険な周波数のみを瞬時に捉え、パイロットに警報を与えるレーダー警戒装置をはじめ、航空自衛隊向けの電子機器を各種取り揃えています。
絶対とも言うべき高い信頼性が求められる防衛機器のニーズに最先端の技術でお応えします。

防衛
人工衛星RF機器
防衛事業より培った独自のマイクロ波応用技術による高周波電源は、お客様から指定されたどの周波数にも対応できる点が特長です。
当社のマイクロ波パワーアンプは、天候や昼夜を問わず宇宙空間から地球を観測する小型SAR衛星のキーデバイスとして活躍をしています。

RF機器
東京計器の強み
東京計器グループはコア技術の組み合わせと独自のアイデアで、社会に役立つさまざまな新製品を創出。国内外のニッチ市場でトップシェアを獲得しています。
東京計器のニッチトップ製品
SDGsの取組み
SDGsやESGという言葉が生まれる遥か以前から、東京計器グループは安全・安心な社会づくりを使命に事業を展開してまいりました。
過去から現在、未来へ、サステナブルな社会の実現をめざして、SDGsを切り口としたさまざまなグローバルニッチトップ事業を創出・展開しています。
東京計器の歩み
創業以来、社会的課題の解決に取り組み続けてきた東京計器グループ。
その歴史は飽くなき挑戦の軌跡であり、私たちのDNAです。
創業者 和田嘉衡は「計器」の生みの親
東京計器の創業者・和田嘉衡は「国の発展に役立つ製品をつくりたい」との一念から、日本初の計器工場「和田計器製作所」を創設。計器の研究・開発を行い、計器工業の発展に寄与しました。当時、和田が英語の“Measuring
Instruments”から考案した「計器」は、今では一般名称として広く使われています。
漫画 創業者物語
創業〜1940年代
航海計器のパイオニアとして国産化を推進
1896年の創業以来、当時輸入に頼っていた航海計器の国産化を推進。磁気羅針儀に始まり、ジャイロコンパス、現在のオートパイロットの原型となるジャイロパイロットなどを開発・投入していきました。さらには航空計器や潜水艦用計器も独自開発を進めました。
1950年代〜1970年代
コア技術を拡大、基幹産業の発展に寄与
1950年代には油圧機器の製造を開始。我が国の基幹産業の発展に寄与しました。1963年には世界で初めて超音波流量計を実用化。その後も超音波技術を応用した製品や、航空機用の電子応用機器を開発するなど自社技術を拡大、精密機器の総合メーカーとして発展しました。
1980年代〜現在
ニッチトップ事業で社会課題の解決に挑む
ジャイロ技術を応用・発展させた慣性センサ技術や、マイクロ波技術にも注力。コア技術を組み合わせることにより、船舶、航空、鉄道、防災、農業、エネルギーなど、多彩なニッチ市場でトップシェアを占める製品を開発し、安全な社会や暮らしの基盤を支えています。
東京計器ビジョン2030・中期事業計画
東京計器グループは、持続的な成長を続けるための⻑期ビジョンとして
2021年6月、「東京計器ビジョン2030」を策定しました。
東京計器ビジョン2030
ミッション
私たちの使命
計測・認識・制御を核に独創技術で安全な社会と人々の幸せを実現する
ビジョン
私たちの目指す姿
独創技術で、世界の人々の安全に関わる社会課題の解決に取組み、サステナブルな社会の実現に貢献する会社となる
バリュー
実現するための価値観
飽くなき挑戦
2030年までの経営目標
「AI」「水素」「宇宙」「鉄道」等の成長ドライバーの展開と既存事業の強化により、2030年度までの売上高1,000億円達成を目指します。
中期経営計画の基本方針
新フェーズにおいては、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図るステージへと転換していくために、売上高の拡大だけではなく利益の拡大にも重点を置いた基本方針に変更しました。さらに、利益率の改善と売上高の拡大のための基盤強化についても、基本方針としています。