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2020.08.04舶用機器

小型船舶の衝突事故防止に貢献!スマートデバイス用アプリケーションに東京計器の技術を提供しました。

 

 

PRESS RELEASE

2020年8月4日

小型船舶の衝突事故防止に貢献!
スマートデバイス用アプリケーションに東京計器の技術を提供しました。

 東京計器株式会社(以下当社)は、アイディア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO 下川部 知洋)と提携し、アイディア株式会社が運営するスマートフォンやタブレット端末の法人向けアプリケーション「Aisea PRO(アイシア プロ)」に衝突危険範囲(DAC (ダック) : Dangerous Area of Collision)の技術を提供することに致しました。

 「Aisea」は、船舶事故の防止や操船時の安全確保、業務効率を目的に開発された海事産業向けプラットフォームです。基本機能として、航行海域上の他船情報を提供する「航行支援システム」と、自社の船舶や船員などの管理ができる「船舶運航管理システム」で構成されています。「航行支援システム」はスマホやタブレット端末のアプリケーションとして利用でき、「船舶運航管理システム」はブラウザ(パソコン推奨)で利用できます。2020年8月3日にリリースされた「Aisea PRO」の最新版では当社が開発したDACが実装され、より安全な航海の実現に貢献できるようになりました。DACは「Aisea PRO」の画面上において他船との衝突の危険がある領域をグラフィカルに表示し、危険度の高い順に赤・黄・青の3色で分かりやすく通知します。これによって操船者の負担を軽減し、避航操船の意思決定をサポートします。

 平成30年度の交通安全白書によると、平成29年には日本周辺海域で1,959隻もの船舶事故が発生しており、プレジャーボート、漁船、遊漁船などの小型船が全体の8割を占めていると報告されています。DACを実装したアプリケーションの普及によってこうした船舶事故の抑止効果が期待され、海上交通の安全を守るという社会的課題の解決へ一歩前進いたします。また、このアプリケーションを通じて小型船の動静データを蓄積し、小型船と大型船の衝突事故防止に有益なアルゴリズムに応用することで、今後の内航船や外航船などの自動運航船の研究開発に役立ててまいります。

DAC表示

Aisea PROにおけるDAC表示例

DAC機能

DACの機能説明

【DAC (Dangerous Area of Collision)について】
 DACは、当社が独自開発し、1995年に当社マリンレーダーに初めて実装された衝突危険範囲表示機能で、今日に至るまで長期間に亘って運用実績を重ねてまいりました。
 このたび「Aisea PRO」に技術提供したDACは、その最新バージョンです。安全航過領域を他船に設定することで任意の領域でDACを計算することができ、たとえば安全航過領域を前広な楕円にするといった実際の航海に即した衝突危険範囲を表示できます。この新型DACは日本特許(特許第6618562号)を取得すると共に外国特許についても出願中です。
 なお、当社は平成28年から国土交通省の「先進船舶・造船技術研究開発費補助事業(先進船舶技術研究開発)」の支援対象事業「船舶の衝突リスク判断と自律操船に関する研究」に参画しており、DACを含む避航支援技術の研究を進めています。


【アイディア株式会社について】

社名  : アイディア株式会社
所在地 : 東京都渋谷区代々木1 丁目30-14 天翔オフィス 代々木ANNEX 213
創業  : 2017 年11月
資本金 : 3.8億円
代表取締役社⾧CEO : 下川部 知洋
従業員数 : 20 名
事業内容 : 海事産業プラットフォーム「Aisea」サービス
船舶動静共有航行システム開発・運用
URL : https://aidea.biz
TEL : 03-6276-7640

□■本プレスリリースに関する問い合わせ先■□
東京計器株式会社
舶用機器システムカンパニー 営業部
〒144-8551 東京都大田区南蒲田2-16-46
TEL:03-3737-8611